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クリスマスの時期に思い出す新しい伝統

クリスマスの記憶で、今でも鮮明に覚えている事がある。 

いくつの時だかは忘れてしまったが、恐らく小学校の低学年の時だったと思う。
夜中にやってくるとされていたサンタクロースは、オモチャを子供達に配るのに大忙しで、きっとお腹を空かしているだろうと思った。 
心優しい増田少年は、母親にサンタクロースの好物は何なのか聞いた。自分へのプレゼントを持ってきた時に、食べてもらうように枕元に置いておくのだ、と。

「外国の人だから、クッキーがいいのではないか」と母は言った。ついでにミルクも用意しておくと嬉しいのではないか、きっと喉も渇いているだろうから、と。   
僕は実際のところサンタクロースが「外国の人」という事実を知らずにいたし、もちろん国籍の感覚なんて6-7歳の子供にあるわけがない。サンタクロースというのはどこか遠くから、どこまでも主人に忠実なトナカイに引かれたソリに
乗ってやってくる、決して姿を見せない不思議な存在というイメージしかなかった。 
母親の助言どおり、僕はクッキーを数枚用意し、ミルクを温め、枕元に置いて床についた。  サンタクロースがあの豊富な白いひげを動かしながら、クッキーを食べ、ミルクを飲む姿を想像しながら。 


ユナイテッドアローズ&サンズが、「香りに包まれたライフスタイル」を提案する、東京発のフレグランスレーベル<retaW>とコラボレーションし、「フレグランス ハットスプレー」と「フレグランス ソリッド パフューム」をリリースした。  どちらも同じ香りで、スパイシーなクローブ、シナモン、シダーに、爽やかなレモン、カモミールローズマリーを調香。植物や草花の香りを衣類やハットに移して楽しんだ、古き良きトラディションを新しいかたちで表現した。
ポプリのような懐かしく暖かい香りはクリスマスを彩る香りとしてはとても素敵な香りだし、マフラーやセーターといった定番のギフトと合わせてあげても良いと思う。

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値段もフレグランス ハットスプレー(こちらがその他衣類にも使える)が¥2,430-、ソリッドパフュームが¥1,998-と、何かにプラスしてあげるのにも困らない価格になっています。 
もちろんクリスマス限定というわけではないので、お近くの店舗にお立ち寄りの際にぜひ香って頂ければと思います。
とても素敵な香りで、僕も数日前に購入しました。 



朝起きると、クッキーとミルクは無くなり、代わりにそこに当時発売したばかりの「ゲームボーイ」が置かれていた。
ゲームボーイももちろん嬉しかったが(後日、親戚で年上の従兄に、テトリスがクリアできないからという理不尽な理由でめちゃめちゃに破壊されてしまうという悲しいストーリーを生み出した、あのゲームボーイだ)  クッキーとミルクをサンタクロースが来て食べていったという事実が、何より僕を喜ばせた。
急いで起きて、母に報告しに行った。サンタクロースが本当に来て、クッキーを食べていった、と。  

当時を振り返って、母は「お父さんがクッキーとミルクを見つけると、酔っ払っていた事もあり、大笑いした」と回想する。 しかし、それをキッチンへ持って行き、黙ったままそれを食べてから、何を言われてもサンタクロースが食べたのだと言うように、と母に言い、プレゼントを枕元に置いて、いびきをたてて眠ってしまったという。 

先日家に帰ると、小さなクリスマスツリーが飾ってあり、そこに「欲しいものリスト」が書いてある紙を見つけた。 
僕は娘に向かって、「サンタクロースはきっとやって来ると思う。でもきっと大勢の子供たちにオモチャを配っていてお腹を空かしているのでは」と話した。


今回の<retaW>とのコラボレーションのテーマは「ニュートラディション」である。 昔から受け継がれてきた伝統を新しいかたちで表現する。 
様々なかたちがあるにせよ、我が家にもささやかな伝統が存在するのだ、と、その時に思ったのでした。 クリスマスまであと一週間です。

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