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使い古された言葉たちに磨きをかけるには?

モノに付加価値がないと、販売が難しい時代になったと言われて久しい。ただ、デザインが良い。ただ、機能が優れてる。というだけではダメだという。

自分に置き換えてみても、単純にかっこいい!欲しい!というモノはあるんですが、やはりそれを買うには色々とストーリーを求めていることに気付いたりします。特に洋服を買う時は、その傾向がより強いようです。

それは恐らく洋服が好きだからだろうと思います。好きなものには一つ一つ理由が欲しい。それは何故これを着ているのか、何故これが好きなのかを、しっかりと第三者に伝え自分のスタイルというものを確立したいから。ただの着ているモノではなく、それを"自分自身"というスタイルに変えたいからだと思います。 


今日、日帰りで京都に行ってきた。
次のシーズンの注目のプロジェクトの一つで、京都の染工場で染めているモノがあります。 
来たるマスコミ関係者の方々に向けて行うプレスプレビューでそのブランドの紹介をするのですが、百聞は一見に如かず、まだサンプルも出来上がる段階の前ですが、直接工場を訪ねに行きました。

その染工会社の社長さん自ら工場をご案内してくださり、実際に染めが行われている現場や、設備を見せてもらった。
働いている従業員の方々も、とても元気よく、テキパキと働いていました。 

いわゆる一言で"染め"と言っても様々な種類があり、そこの工場は様々な染めの技術で、実に多様な生地や糸、製品が染められていました。 

そこでじっくりと、今回使う種類の"染め"について話しを伺う。 月並みな事が聞きたかった訳ではなかったので、本当にじっくりと。 
細かい技術の話しは分からないんですが、それでも聞いて聞いて、なぜその染めに魅力を感じているのか、そのキッカケは何だったのか、まで聞いた。 

もちろん知りたい情報って人それぞれだし、誰もが一つの物事について別に深くなくていいよ、さわりでいいよ。という人もいると思います。
そういった人たちに一人よがりになってあーだ、こーだと自己満足で説明する人にならないよう気をつけなければいけないなとは思います。
しかし、確実に言えるのは、あーだこーだと説明できる準備はしておかないといけないという事。 
それはそのモノを販売する側の責任として、そのモノを広く知ってもらうきっかけを作る仕事として。

やっぱり、情熱を持って取り組んでいるモノを情熱を持ってお客様に伝えたいし、そういう気持ちを共有し合えるお取引先様が居るのは、非常に幸せだと思う。

説明を聞き終わった後に、よかったらお昼ご飯でも一緒にどないですか?と誘って下さった社長さん。
また別の用事があったため残念ながら行けませんでしたが、ご自分の仕事に誇りと情熱をもって取り組んでおられ、本当に色々勉強になったし、襟を正された。

先に述べた買うきっかけになるストーリー、という話しですが、それが人に紐づくという事もある。 
それは恐らくこの世に存在するどんな高級品にも勝る付加価値なのかな、と、八坂さんをお参りしながら思ったのでした。

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